本年度は前年度にクリーニングした山形市のデータに基づいてテキストマイニング手法を用いた分析を行った。 固有名詞(地名)に基づいた分析では,観光客の行動は山形市またはその近郊(天童市)を周遊していることが分かった。とくに,山寺(立石寺)が観光地として圧倒的な支持を得ており,蔵王温泉,霞城公園がそれに次ぐことが分かった。また,山形市の特徴としては仙台という地名がかなりの割合で出てくることがある。仙台と山形を周遊している観光客,または仙台から山形を訪れる観光客がかなりの割合でいることが分かった。一方で,東北地方の他の地域が固有名詞として出てくるのは少数である。 観光協会の発信する情報とのミスマッチは前年度に調査した明石市と同様の傾向が見られた。
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