本研究では、明確な観光資源を有していない地域を対象として、「その潜在的観光資源を表出させること」と「その手法を標準化すること」を目的として研究を進めた。 ソーシャルメディア上の情報の分析から、地域の既存の観光資源に対してどのようなイメージの意味形成が行われているかを明らかにすることができた。次に、各地域で使用されている小学校社会科の副読本を対象として、分析をすることにより、これまでとは異なった、地域に根差した潜在的観光資源を発掘し、観光対象となりうる事象を発見することができた。 また、テキストマイニングの分析手法を標準化し、結果を可視化することにより、活用を容易にすることができた。
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