研究実績の概要 |
2017年度の特筆すべき研究実績は、本研究の研究代表者と共同研究者が執筆したMatsuoka,K,, Halla, R., Murayama, T and Akiike, A, (2017), Examing the Effect of Percived Quality, Value, Satisfaction and Destination Loyalty in Shiogama, Japan, Tourism Review International, Vol.21, pp.3-16が公刊されたことである。これは前年度までに実施してきた塩竃市でのアンケート調査で得たデータに基づく分析であり、同研究プロジェクトの最終年度にふさわしい研究業績を残すことができた。 また、観光業者の連携に関する聞き取り調査に基づき村山貴俊(2018)「ビジネスケース (株)武田の笹かまぼこ―連携を活用した新商品開発と事業再構築」『東北学院大学 経営学論集』10号、53-67頁および村山貴俊(2018)『ビジネス・ケース デリシャスファーム(株)―農業6次産業化の先駆者』『東北学院大学 経営学論集』11号、1-11頁も公刊した。 これ以外に、塩竃市(2017年10月)、蔵王町(2017年10月)、松島(2017年11月)において観光客や観光業者向けのアンケート調査を引き続き実施し、今後、それらデータに基づき英語で論文を執筆し、海外ジャーナルへの掲載を狙う。これと合わせて、研究活動の国際化を図るために、南オーストラリア大学の観光学の研究者Rob Hallak氏を招聘のうえ研究会を開催し(2017年10月)、我々が進める研究に対して国際的な視点から助言を受けることができた。
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