本研究は、最近注目されつつあるHAMの現況を踏まえ、HAMにおける重要な役割を果たしているホテルアセットマネジャーの育成について考察するとともに、大学におけるHAM人材教育の方向性を検討することを試みた。 研究の成果として、下記の3点が挙げられる。第1に、必須科目として卒業まで800時間程度のインターンシップを実施することである。第2に、インターンシップ先や卒業後の進路先の確保のため、在学生と卒業生間の関係づくりを積極的に支援することである。最後に、実学として理論教育と実務教育の両方をバランスよく行っていることである。上記の3点は日本のホスピタリティ教育においても示唆する点が多いと言える。
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