研究課題/領域番号 |
15K01969
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
観光学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
周藤 真也 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (60323242)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 産業遺産 / 鉱山 / 遺産化 / 観光資源 / 観光のまなざし / 博物館 / 世界遺産 |
研究成果の概要 |
本研究では、産業遺産の中でもとりわけ鉱山にかかわる遺構や遺物が価値づけられ、観光対象となる可能性について検討することを目的として国際比較研究を行った。国内の事例としては、栃木県の旧足尾銅山地域において、主として写真資料の可能性を検討した。海外においては金属鉱山を中心に、鉱山博物館や遺構の観光対象化の事例について、精力的に現地視察を行った。これらの活動を通して、必ずしも十分には知られていなかった世界各地の事例について資料・情報を収集することができた。
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自由記述の分野 |
社会学(知識社会学・観光社会学)
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本社会では、世界遺産に対する関心が比較的高いにも関わらず、産業遺産に対しては観光対象としての可能性について、十分な検討がされてはこなかった。本研究では、そうした学術的研究が不十分な領域を補うとともに、遺産化と観光化の先進地であるヨーロッパから、近代における鉱山技術の世界的な広がりを意識し、北米や東南アジア、ラテンアメリカなどの各地の鉱山遺構について、遺産化と観光化の多くの事例を視察し情報・資料の収集を行った。その知見は今後の産業遺産に関する活動に大いに活かせられると思われる。
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