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2017 年度 研究成果報告書

『歴代法宝記』を中心とした禅宗思想史と教団史の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 15K02028
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 中国哲学・印度哲学・仏教学
研究機関東北大学

研究代表者

齋藤 智寛  東北大学, 文学研究科, 准教授 (10400201)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード中国中世思想 / 中国仏教 / 禅思想
研究成果の概要

敦煌文書中に保存された禅宗史書『歴代法宝記』について、国内外の刊行物に計7本の論文を発表し得た。一連の考察において、『歴代法宝記』は、教団史としては「白衣」や「居士」と呼ばれる半僧半俗の修道者の増加と、儀礼や戒律にとらわれない実践のありようを背景とし、思想としてはそうした実践を「無念」の体現として積極的に意味づける思潮の中で編纂されたことを論じた。
同時に本課題は、「神会語録」や『壇経』における「無念」思想が『歴代法宝記』においては前述の教団史的背景により大きく変容していたこと、また『首楞厳経』の受容史において、本書は前塵と仏性との弁別を語る際に多く『楞厳経』を引用していたことを解明した。

自由記述の分野

中国思想

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公開日: 2019-03-29  

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