研究課題
基盤研究(C)
ヴィッタル神に対する帰依(バクティ)の宗教として知られるワールカリー派は,13世紀にマハーラーシュトラで成立し,やがてこの地域において最も影響力の強い民衆的な信仰集団へと成長した。本研究は,16世紀に活躍した学匠エークナートが,『バーガバタ・プラーナ』第11章に対する注釈書としてマラーティー語で著した『エークナーティー・バーグヴァト』を取り扱い,この派における帰依思想の発展経緯を明らかにした。
印度哲学