研究課題
最終年度である平成29年度には、1.1980年代日本におけるサウンド・アート調査 と 2.日本の状況と比較対照するための東アジアの状況調査 と 3.アジアを中心とする国際的な学術的ネットワークの構築 を推進することができた。1.1980年代日本におけるサウンド・アート調査の一環で、中川眞氏(大阪市立大学特任教授)が所有する京都国際現代音楽フォーラムのアーカイヴを調査した。この成果は2018年度にはまとめることができるだろう。2.アジアにおけるサウンド・アートの状況調査の一環で、台湾におけるサウンド・アートの状況を調査すべく、台湾のサウンド・アート・シーンの中心人物たちにインタビュー調査を行った。この成果の一部は『常盤台人間文化論叢』に発表した。3.フィリピンの国際的なメディア・アートのフェスティバルにおいて開催されたシンポジウムに参加した。日本からは中川が出席し、日本におけるサウンド・アートの歴史について報告を行った。東アジアや東南アジアのキュレイターやアート・スペース運営者や研究者らと議論を行い、有意義な意見交換を行った。アジアにおけるサウンド・アート研究のネットワークの基盤が形成されたといえよう。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 備考 (2件)
横浜国立大学 教育学部 紀要 II.人文科学 (THE HUMANITIES (Journal of the College of Education Yokohama National University ) )
巻: 20 ページ: 18-35
常盤台人間文化論叢
巻: 4 ページ: 115-126
表象
巻: 12 ページ: 169-183
Leonardo Music Journal
巻: 27 ページ: 82~86
10.1162/LMJ_a_01024
https://sites.google.com/site/audibleculture/
http://d.hatena.ne.jp/tomotarokaneko/about