研究課題/領域番号 |
15K02109
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美学・芸術諸学
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
三木 順子 京都工芸繊維大学, デザイン・建築学系, 准教授 (00283705)
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研究分担者 |
柿木 伸之 広島市立大学, 国際学部, 准教授 (60347614)
原 千史 福山大学, 人間文化学部, 教授 (70248293)
高安 啓介 大阪大学, 文学研究科, 准教授 (70346659)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 形象 / イメージ / ホモ・ピクトル / 人間学 / 人間学的美学 / イメージ批判 |
研究成果の概要 |
イメージは、限界を持つがゆえに歴史のなかで繰り返し禁止されてきた。一方で人は、限界を持つイメージを、それでもなお描く。本研究では、禁止と侵犯、限界と越境といった二律背反にイメージの本質をみるとともに、イメージを描く営みを、倫理をふまえた冒険というパラドクスの実践として捉え直し、ホモ・ピクトル(描く人)としての人間の意義を尋ねる新しい人間学的美学の可能性を明るみにだした。加えて、新しい人間学的美学において、人間を中心に据えるのではなく、むしろイメージをを主体として、イメージが人間をメディアとしていかに発生してくるのかを尋ねる発生学的なアプローチが重要となるであろうことを示唆した。
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自由記述の分野 |
美学
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