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2017 年度 研究成果報告書

書物の中の視覚の泉-18世紀フランス絵画におけるオランダ挿絵本の受容研究

研究課題

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研究課題/領域番号 15K02148
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 美術史
研究機関日本大学

研究代表者

安室 可奈子 (坂本)  日本大学, 芸術学部, 研究員 (10419749)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワードフランス / 18世紀 / 絵画 / 挿絵本
研究成果の概要

三年間の研究期間において、研究代表者は具体的に以下の三点の絵画作品について個別研究を行った。27年度はジェラール《アンリ四世のパリ入城》(1817年)、28年度はブーシェ《ディアナの水浴》(1742年)、29年度はヴァトー《ニンフとサテュロス》(1716-17年)について研究を進め、うちジェラールとブーシェ作品については大学紀要論文での成果発表を行った。本研究を通じ、挿絵と絵画が近世フランスの図像展開において密接に結びついていることが明らかになった。ヴァトー作品については、日仏美術学会での報告を30年7月に行い、研究成果の一部を口頭発表した。

自由記述の分野

French art history

研究成果の学術的意義や社会的意義

この研究課題は、18世紀のフランスにおいて数多く取り上げられたギリシャ・ローマ神話を主題とする絵画について、同時代に刊行された挿絵本からの視覚的影響という視点から分析するものである。フランス・アカデミーの画家たちは、文学的な記述のみならず、そこに付されていた挿絵を参照しながら、自らの作品を構想し、油彩画へと発展させた。特に「ディアナ」と「アンティオペ」といったオウィディウス神話の図像に着目し、調査、研究を進めた。画家たちが参照していた挿絵本を詳しく分析し、絵画作品の構想過程を明らかにした。

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公開日: 2019-03-29   更新日: 2020-03-30  

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