研究実績の概要 |
2018年度は,延長した最後の1年間となった.そのため,地域の精神文化を活かした地域づくり,地域の経済成長の具体的展開方法の検討をはかるため,以下の件を行った. ◎地域の精神文化を地域づくり,経済発展へ活かすための具体的な展開方策について検討した.◎地域の精神文化を活用した地域文化活動の重要性におき,地域の経済的な発展に結びつく精神文化による地域文化活動の必要性を探るとともに,具体的な地域づくりのあり方を検討した.◎地域づくり,まちづくりの参画主体となりうる活動団体に対して,地域の精神文化による地域づくり,まちづくりの重要性を周知した.また,現在,郡山,都城など実際に申請が行っている「地域塾」を活用・あるいはあらたに創成し,公・地・産連携の地域活性化・再構築の討議を行った.◎最奥地区域住民・公共これら活動団体が地域の精神文化を活かした地域づくり・まちづくりを進めていくための具体的な展開方策(活動指針)について検討を行ったほか,地域の精神文化を活かした今後の更なる地域の経済発展・展開方策等について検討を行った.その研究報告会を2018年9月11日から13日にかけて,下田市において,浅子和美浅子和美(一橋大学名誉教授,立正大学教授,経済学),安藤隆穂(名古屋大学名誉教授,経済思想史),池上淳(京都大学名誉教授,文化資本論財政学),清水裕之(名古屋大学名誉教授,岡崎市民会館芸術監督,建築家),高萩宏(夢の遊民社,池袋芸術劇場副館長)参加のもと行った.さらに,2019年3月1日から5日まで,台湾大学において,同様の研究成果を発表したほか,2018年10月7日に日本地域学会定期大会にて発表した.
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