平成29年度の研究活動においては、日本国内の1960年代から1970年代にかけての映像芸術(実験映画・ビデオアートなど)を調査しながら、個人アニメーション作家である相原信洋氏の現存するフィルムのうち、以下の19作品などのデジタル化作業を完了させた。この作業は平成28年度に引き続いて行われたものであり、1960年代から1970年代にかけての作品を基本としながら、その後の作家活動も含め包括的に明らかにすることができたと考える。 『Stop』(1969)、『サクラ』(1970)、『おしろい羽根』(1972)、『みつばちの季節は去って』(1973)、『赤いギヤマン』(1973)、『うるし』(1973)、『短距離ランナー』(1973)、『水輪 カルマ2』(1980)、『風触』(1980)、『SHELTER』(1981)、『逢魔が時』(1985)、『しゃぼん玉』(1985)、『PRIVATE』(1986)、『とんぼ』(1988)、『雲の水』(1990)、『LINE』(1990)、『鴉』(1992)、『気動カラーバージョン』(1994)、『Memory of Red』(2004) また、平成27年度より継続していた、映画監督・映像作家である松本俊夫氏の映像素材などのデジタル化作業を完了させた。
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