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2015 年度 実施状況報告書

京阪座敷音曲の中の舞踊的身体―テキストマイニングによる花柳界の地唄と上方唄の分析

研究課題

研究課題/領域番号 15K02185
研究機関明海大学

研究代表者

矢島 ますみ  明海大学, 経済学部, 教授 (80220135)

研究分担者 長谷川 慎  静岡大学, 教育学部, 准教授 (00466971)
前田 利之  阪南大学, 経営情報学部, 教授 (70320041)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード舞踊 / 地唄 / 上方唄 / テキストマイニング
研究実績の概要

本研究の目的は、京阪の座敷音曲のうち、舞踊表現の伴奏にしばしば使われる地唄と上方唄において、その言語的特徴をテキストマイニング分析を用いて明らかにしようとすることである。
一年目においては、舞踊伴奏として使用するしないにかかわらず、中井猛氏による「中井総覧」(中井1991)による現行曲一覧、「日本舞踊曲集成2 京舞・上方舞編」(別冊演劇界 伝統芸能シリーズ 2006)や「日本舞踊全集」(日本舞踊社 1985)等を参考にしながら地唄と上方唄の歌詞を収集しデータとして整理に取り掛かった。
本研究で取りあげる地唄および上方唄は、18世紀半から19世紀後半の古いものであることから、同じ唄においても地域や歌い継がれ方によっていくつかの歌詞表現があるので、歌詞のデータベース化に当たっては久保田敏子著「地歌箏曲研究楽曲編 上下」(京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター出版 2011)を底本(よりどころとする本)とする方向性で取り組んでいる。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

歌詞のデータベース化において、取り上げる唄の抽出に手間取っている(題名と歌詞が資料によって違ったり、舞踊の場合、使われている歌詞の部分が異なっていたりする)ため思った段取りで進んでいない部分がある。

今後の研究の推進方策

2年目の2016年度前半において、遅れている歌詞のデータベース化を進める。同時に、現代語ではない古典文章のテキストマイニング技術の詳細な適用方法について研究担当者と検討していく。

次年度使用額が生じた理由

資料収集および資料整理に関して、当初の予定どおりに進すまなかったことと、旅費として考えていた国際学会が日本国内で開催されたため、旅費支出が予定より少なかった。

次年度使用額の使用計画

2016年度前半において資料の収集と整理を励行すると同時に、そのプロセスにおいて検証される結果に関して国際学会発表による研究の公開回数を多くし、異文化の知見を入れながら、日本舞踊文化および日本の言葉文化の議論を深める機会を増やす。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Personal Skill Identification Using Time Series Motion Picture Data2015

    • 著者名/発表者名
      T. Maeda and M. Yajima
    • 学会等名
      The 41th Annual Conference of the IEEE Industrial Electronics Society (IECON 2015)}
    • 発表場所
      Yokohama (Japan)
    • 年月日
      2015-11-09 – 2015-11-12
    • 国際学会

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公開日: 2017-01-06  

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