研究課題
本研究に関する資料の収集・調査、現地調査を行うとともに、本研究課題の一環として2017年に開催した国際学会の成果をまとめた研究書の編集作業を完了し、最終稿をWayne State University Pressに提出した(2020年4月刊行予定)。6月にイタリアで開催されたISFNR(国際口承文芸学会)の年次大会で、パネルオーガナイザーとして“(De)Colonising Nature through Illustrations: The Illustrations for “Little Red Riding Hood” by Walter Crane and Kazuyoshi Iino”と題する発表を行い、海外の研究者と討議した。本発表に基づく論文を、同年12月発行の神奈川大学人文学会の紀要に投稿した。5月~6月にイギリスのLeeds Arts Universityで開催された美術展 “Fur Story: Tomoko Konoike” のゲスト・キュレーターとして展覧会の構成とテキストの執筆を担当し、おとぎ話と視覚芸術の関係を美術展という形で表現した。同展覧会の解説はUniversity of Chicesterが発行するおとぎ話研究誌Gramaryeに掲載された。本研究課題の一環として10月~12月に「ちりめん本と女性の文化」と題する展覧会を神奈川大学図書館で開催し、展示、解説、国際シンポジウム開催を通して研究成果を広く一般市民に公開した。イギリスRoutledge社から刊行された研究書The Fairy-Tale World(Andrew Teverson編)に、"The Fairy Tale in Contemporary Japanese Literature and Art"と題する論考を寄稿し、現代日本の文学と美術にみるおとぎ話の変容について論じた。
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ISLE: Interdisciplinary Studies in Literature and Environment
巻: 26.3 ページ: 印刷中
神奈川大学人文学会 人文研究
巻: 196 ページ: 99-126
Gramarye: The Journal of the Chichester Centre for Fairy Tales, Fantasy and Speculative Fiction
巻: 14 ページ: -