研究課題
基盤研究(C)
本研究の目標は、南西諸島各地に伝承されてきた自然説明伝説を、南西諸島各地で直接聞き取り調査して記録するとともに総合的に比較研究し、民間伝承の世界における自然説明伝説の特徴や意味を明らかにすることにある。そのために、平成27年度から令和元年度にかけて、鹿児島周辺離島・奄美諸島・沖縄諸島・宮古諸島・八重山諸島それぞれに伝承されている自然説明伝説をゆかりの地に行き直接聞き取り調査した。
日本文学
本研究成果の学術的意義および社会的意義は、南西諸島の口承文学研究においてこれまで採集も研究もあまり行われてこなかった伝説研究のうち、特に自然説明伝説に焦点を絞り、消滅の危機にある口頭伝承資料の採集・研究を行った点にある。