研究課題
基盤研究(C)
本研究によって、論文(単著)3本、著書(共著)1冊を公表した。戦後の『源氏物語』研究は、何を目指し、どのような方法に基づいて、何を明らかにできたかを明確にすることをめざして研究を進めた。なかでも、これまで数多くの研究論文を生み出してきた〈『源氏物語』と史実の関係についての研究〉に焦点を絞り、その意義、方法的可能性と限界とを明らかにすることができた。准拠論に代表される、『源氏物語』と史実の関係について考察する研究が、今後どのように進められるべきかについても、方向性を示すことができたと考える。
日本文学