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2016 年度 実施状況報告書

近世歌合の総合的調査・研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K02284
研究機関国文学研究資料館

研究代表者

神作 研一  国文学研究資料館, 研究部, 教授 (30267893)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード歌合 / 江戸時代 / 判詞
研究実績の概要

本研究は、重要でありながらもこれまでひどく立ち後れていた、江戸時代の歌合を総合的に考察するものである。時代的には幕初から幕末までを対象とするが、適宜、安土桃山期および明治初期までも視野に入れて、江戸期の全体像を見据えるものとする。
2年目である今年度は、初年度に引き続き研究基盤の整備に配慮しながら、主として近世歌合伝本書目編纂のためのデータ収集作業を精力的に進めた。刊本には関してはある程度全体像を見渡すことができるようになったものの、依然として、写本の伝存量の把握には難渋しており、今後とも粘り強くこの地味な作業を継続させて、刊本と写本双方にわたる伝本情報の充実を図りたいと考えている。関係文献の調査にあたっては、公共図書館に所蔵されているものを優先するのは当然であるが、一部個人蔵のものに関しても可能なところから調査を開始したい。WEB上で公開されている資料についても、鋭意活用していく予定である。
なお、2017年3月8日と9日の両日にハイデルベルク大学(ドイツ)で開催された「ハイデルベルク写本版本国際集会2017」において、「古義堂の歌人―恵藤一雄について―」と題する研究発表を行い、本研究成果の一部を反映させた。また、『江戸職人歌合』(「江戸職人尽歌合」とも。石原正明編・文化5年刊・2冊・永楽屋東四郎版・絵入り)に関しても、個別に「解題」を執筆した。後者の成果は2017年度中に公刊される予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

不測の事態に逢着することもなく、調査も研究もおおむね計画通り進展している。

今後の研究の推進方策

この二年間の成果の上に、さらに調査と収集を重ねて研究を継続・深化させたい。

次年度使用額が生じた理由

端数なので無理に使い切らなかった。

次年度使用額の使用計画

今年度分と合わせて適切に執行する予定である。

研究成果

(1件)

すべて 2017

すべて 学会発表

  • [学会発表] 古義堂の歌人―恵藤一雄について―2017

    • 著者名/発表者名
      神作研一
    • 学会等名
      ハイデルベルク写本版本国際集会2017
    • 発表場所
      ハイデルベルク大学
    • 年月日
      2017-03-08
    • 国際共著/国際学会である

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公開日: 2018-01-16  

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