研究成果の概要 |
19世紀アメリカ禁酒物語のテクストや関連資料の調査・収集を継続的に行い、Mary Chellis, T.S.Arthurら主要禁酒物語作家はもとより、Alice Carey, THE ADOPTED DAUGHTER(1859), Nellie Graham, THE GLASS OF WINE(1866)など、長らく入手困難な作品を調査できたことで、19世紀全般の禁酒物語理解が深まった。 それら入手した資料の分析を通して、男性禁酒物語作家の作品における「男性性」の扱いを飲酒/禁酒という相反する観点から考察し、ジェンダーギャップのメカニズムを解明、くわえて女流作家の作品との比較考察も行った。
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