研究課題/領域番号 |
15K02342
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
高野 泰志 九州大学, 人文科学研究科(研究院), 准教授 (50347192)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | ヘミングウェイ / アメリカ文学 / 冷戦 |
研究実績の概要 |
3年間の研究課題の初年度として、本年度は主に国内の学会発表を中心に研究を進めた。まずは前半に研究の中心であるヘミングウェイと関連するF・スコット・フィッツジェラルドの『夜はやさし』需要に焦点を当て、論文を完成させた。これは『英文学研究』に採用され、各所で評価された。 10月には日本アメリカ文学会全国大会(京都大学、京都府京都市)でシンポジウムを主催し、そこで現段階でのヘミングウェイに関して研究成果を公開した。12月には日本アメリカ文学会北海道支部(北海学園大学、北海道札幌市)において特別講演を行い、ここでも本研究成果の一部を公表した。 本年度はシンポジウムや特別講演などの要請が重なったため、当初予定していた海外渡航はできなかったが、その分国内の研究者との意見交換を活発に行い、現段階での研究成果も広く公表することができたという点で、特に研究計画の遅れはなかったといえる。来年度に予定通りサバティカルを取得できたので、本年度に予定していたスペインでの調査は十分可能である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
概要にも書いたとおり、多少の予定の変更はあったが、次年度の予定と入れ替えることで十分な研究成果を上げ、かつ着実に研究成果の公表を行ってきたといえる。
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今後の研究の推進方策 |
昨年度の海外渡航ができなかったため、今年度はスペインでの調査を行う予定である。すでに渡航の準備は進んでおり、すべての予定が組み上がっている状態である。 昨年度に前倒して勧めた研究も多いので、今年度は余裕があれば更に次年度の予定を前倒して進めていくことも視野に入れている。
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次年度使用額が生じた理由 |
海外渡航が28年度に延期になったため、研究計画を変更することになったため。
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次年度使用額の使用計画 |
27年度に行うことのできなかった海外での調査にあてる予定である。
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