研究課題/領域番号 |
15K02356
|
研究機関 | 日本女子大学 |
研究代表者 |
杉山 直子 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (20213506)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
キーワード | ウィリアム・ディーン・ハウェルズ / マーク・トウェイン / 人種 / 19世紀 |
研究実績の概要 |
<資料収集>前年度収集した資料を参照しつつ、MLA インターナショナルビブリオグラフフィ、JSTOR,プロクエストを主に使用して作成した文献表をさらに充実させ、それに従って資料の収集を続行した。今年度はニューヨークのモーガン・ライブラリーおよびニューヨーク市立図書館にて、マーク・トウェイン、W.D.ハウェルズら19世紀作家に関わる貴重な資料を収集するという成果があった。収集した文献の読解、分析を続行した。
<論文作成・口頭発表>27年度の口頭発表をもとに論文を作成し、米国の学術雑誌("Mark Twain Yearbook" 査読付き)に投稿した。改訂の要求があったので現在改訂中で、2018年度中に再投稿する予定である(もし採用されなければ別の学術雑誌に投稿する予定)。収集した資料を使用し、
W.D.ハウェルズの人種観についての論文を執筆、論文集の一部として採用され発行された。この論文の内容をもとに口頭発表のプロポーザルを作成し、米国の「ウィリアム・ディーン・ハウェルズ学会」に投稿し、採用された(2018年5月に発表予定)。また、日本国内のハウェルズ研究者と、2019年度に日本国内でハウェルズの複数の作品について発表するための打ち合わせを行った。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
勤務先でのカリキュラム改革、同僚が退職する等の事情で予想していたより多忙となったため、研究に使用できる時間が予想より少なくなってしまったため
|
今後の研究の推進方策 |
積み残した課題の完成にむけて、学会発表のレスポンスの成果を生かしつつ努力する。今回の研究で得られた成果を本として発行する等、勤務先からの1,2年以内のサバティカル申請もふくめ、形に残る成果とする方向を今年度の早いうちに計画する。
|