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2017 年度 研究成果報告書

プロテスト文学としてのアメリカ大衆詩─19世紀の社会悪とそれに抗う詩人たちの声

研究課題

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研究課題/領域番号 15K02360
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 英米・英語圏文学
研究機関立教大学

研究代表者

澤入 要仁  立教大学, 文学部, 教授 (20261539)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワードアメリカ大衆詩 / プロテスト文学 / Lowell, Massachusetts / Duganne, A. J. H. / 社会改革運動 / 労働運動 / 自由土地運動
研究成果の概要

19世紀前半のアメリカでは社会改革運動が盛りあがり、大衆詩人たちも加勢してプロテストの声をあげた。けれどもそれらの詩を分析したところ、けっして叛逆の歌ではないことが分かった。扇情的でも露悪的でもない。それらは正義を信じる声であり、勇気を鼓舞する詩であった。たとえばローウェルの女工たちのストライキの詩も、建国の父祖たちの理念や勇気を引きよせようとする歌だった。自由土地運動の詩も、政府や地主を糾弾したのではなく、神の認めた権利として土地を求めていた。これは、アメリカ社会がいまだ階層化されず分断のない社会と見なされていて、運動家たちがその均質社会の内部から改革の声をあげていたことを示す。

自由記述の分野

アメリカ詩

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公開日: 2019-03-29  

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