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2019 年度 研究成果報告書

大西洋往還知識人ネットワークの形成とスペイン語圏文化地図の変化についての研究

研究課題

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研究課題/領域番号 15K02408
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 ヨーロッパ文学
研究機関東京大学

研究代表者

柳原 孝敦  東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (20287840)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2020-03-31
キーワードラテンアメリカ / スペイン / 拡大ナショナリズム / 世界文学 / トランスアトランティック / スペイン内戦 / 第二次世界大戦 / ラテンアメリカ主義
研究成果の概要

本研究は、作家や知識人の移動(亡命など)が、その移動した先の文化に及ぼす影響を記述・考察するものであり、その結果、「ラテンアメリカ文学」などの概念を捉え直すこと、そしてやがては、近年語られることの多い「世界文学」との関連を探ることを目的としている。本研究の期間、私は5本の雑誌掲載論文、2件の口頭発表(講演)、一冊の単著を発表し、その成果を世に問うた。それぞれ、モデルニスモの時代、アルフォンソ・レイェスとアレホ・カルペンティエールの事例、ホルヘ・ルイス・ボルヘス、スペイン内戦などを扱いながら、ラテンアメリカの意識の形成と解体、その後の「世界文学」の概念への展開の問題を論じた。

自由記述の分野

外国文学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ラテンアメリカの概念を一種の拡大ナショナリズムとして捉え、かつ、それが大西洋の向こう側の存在を必要としていたという私の主張は、それ自体、他には見られない主張であるが、さらにそれを「世界文学」の概念へのステップとしてみなす見通しを得、それを独自の文学史記述に活かしている最中である。

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公開日: 2021-02-19  

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