研究課題
基盤研究(C)
本研究は、ブラジル文学において書く側としても書かれる側としても不在の存在となってきた民族的マイノリティーの日系人が「自分たち」の共通の記憶、つまり、ブラジルへ移住した日本人とその子孫が積み重ねてきた歴史的体験をどのように言語化してきたか、また、それがブラジル社会においてどのように受け入れられてきたかを調査し、ブラジルで民族的マイノリティーであることと自己表現の関係性について考察を行った。ポルトガル語を母語とし、ブラジルで一定の評価を得ている日系人作家を主な研究対象とした。
ブラジル文学