インドおよびバングラデシュにまたがって用いられる有力言語であるベンガル語とそれと一体をなすベンガル文学を包括的かつ中立的に捉えなおすために、国際ベンガル学会を本学で開催し、語学、文学に関連する様々な討議を行った。その成果をジャーナルのかたちでまとめたほか、学会後も国際ワークショップを開催するなど、多くの研究者と問題を共有するに至った。そうした際の提言も組み込んだかたちでまずは『タゴール読本』を作成、さらにはCEFR基準のA2レベルまでのベンガル語-日本語の語彙集を作成した上でこれを辞書のかたちに改めつつある。
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