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2017 年度 実績報告書

ウェブコーパスを利用したヒンディー語・日本語の複合動詞の対照研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K02517
研究機関大阪大学

研究代表者

西岡 美樹  大阪大学, 言語文化研究科(言語社会専攻、日本語・日本文化専攻), 准教授 (30452478)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード複合動詞 / コーパス / ヒンディー語 / 日本語 / 対照研究 / completeness / benefactive / 受益
研究実績の概要

最終年度となる2017年度は、まず4月に、2016年度に開発したヒンディー語のウェブコーパスが抱える問題(アノテーションの精度やコーパスの重複具合、ウェブサイトの文言等)について、技術者ならびに海外の研究協力者たちとメール等で意見交換をし、今後コーパスの修正点を調査、一部修正をした。また、ウェブコーパスの現地(ヒンディー語母語話者間)でのさらなる普及を目指し、研究協力者たちとウェブサイトのヒンディー語版を作成し、2018年2月上旬に一般公開した。
このコーパス開発と平行して、本題である複合動詞について、これまでに扱ったjaanaa「行く」から得られた新たな知見を元に、denaa「与える」(補助動詞「やる/あげる」相当)を取り上げ、5月に“Does denaa GIVE as a V2 render benefactive meaning in Hindi?: A corpus-based comparative analysis in Hindi and Japanese”と題して、Adam Mickiewicz University(ポーランド)で開催されたThe 33rd South Asian Languages Analysis Roundtableで発表した。さらにその延長で、7月にヒンディー語の姉妹語とされるシンハラ語における「与える」動詞の振る舞いと比較した“Does denaa GIVE as a V2 render benefactive meaning in Hindi?: A comparative case study of Hindi, Japanese and Sinhalese”を、言語科学会第19回国際年次大会で発表した。その後、コーパスからlenaa「取る」とrakhnaa「置く」のデータを収集しlenaa「取る」に焦点を当て分析を行った。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2017 その他

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件) 図書 (1件) 備考 (2件)

  • [学会発表] Does denaa GIVE as a V2 render benefactive meaning in Hindi?: A corpus-based comparative analysis in Hindi and Japanese2017

    • 著者名/発表者名
      Miki Nishioka
    • 学会等名
      The 33rd South Asian Languages Analysis Roundtable
    • 国際学会
  • [学会発表] Does denaa GIVE as a V2 render benefactive meaning in Hindi?: A comparative case study of Hindi, Japanese and Sinhalese2017

    • 著者名/発表者名
      Miki Nishioka
    • 学会等名
      言語科学会第19回国際年次大会
    • 国際学会
  • [図書] 現代ヒンディー語文法概説 初級~初中級編2017

    • 著者名/発表者名
      西岡美樹
    • 総ページ数
      77
    • 出版者
      東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所
    • ISBN
      987-4-86337-251-1
  • [備考] COSH(Corpus Of Spoken Hindi)[English]

    • URL

      http://www.cosh.site/

  • [備考] COSH(Corpus Of Spoken Hindi)[Hindi]

    • URL

      http://www.cosh.site/hi/

URL: 

公開日: 2018-12-17  

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