本研究の目的は次の4点である。 (1) 2012-2014年度挑戦的萌芽研究(職場談話研究で)収録した言語データを文字転記し、職場談話コーパスを拡充する、(2) 国内で働く外国人や海外で働く日本人のインタビューを通して、日本の職場に特徴的なコミュニケーションスタイルや、コミュニケーションストラテジーを洗いだす、(3) 日本の職場談話にみられる特徴的な言語ストラテジーについて、収録談話データ(音声・画像)及び文字転記データの談話分析を行う、(4) 国際レベルに達するよう、海外の先進的職場談話研究プロジェクトの研究方法や展開(学術的展開及び研究成果の社会的貢献)について調査する。また、職場談話研究に焦点をおいた国際学会に参加・発表し、国際的なネットワークを構築する。
当初3年間の研究としていたが、代表者の公務の都合もあり、4年に延長した。4年目の2018年度は、国際学会での発表や、次の共同研究(科研申請)に向けての準備を行い、2019年度からの新たな科研に採択された。
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