本研究では、福祉言語教育史の資料のうち資料保存の必要性と緊急度が高い明治・大正期の点字資料である点字雑誌『むつぼしのひかり』の創刊号から順次高画素デジタルカメラによるカラー撮影によって画像データを作成した。これをもとに連携研究者とともに『むつぼしのひかり』所収の近代日本語資料としての音韻・語彙・語法にわたる価値、および近代点字かなづかい史上におけるかなづかいの特徴を検討した。これらの成果を公表するため、1903年創刊の第1号と第2号の写真版を収め、音韻・表記、語彙・語法の特色についての考察を収めた研究成果報告書を発行した。
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