中・上級レベルの日本語学習者向け漢字クラスにおいて、学習者同士で行うグループ練習活動を取り入れている。グループ練習用教材を改良するため、 (1)練習タイプによって学習者のやり取りに違いがあるか、(2)どのような練習が学習者からの評価が高いか、(3)タブレット端末とワークシートとカードの3つの教材ツールをどのように組み合わせるのが効果的かを調べた。さらに、教材で扱う漢字語について、(4)読みの難易度別、(5)日本語と中国語、日本語と韓国語との意味的対応関係を調べたリストを作成した。そして、これらをもとにグループ練習用教材(中級レベル12教材、上級レベル11教材)を開発した。
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