研究課題/領域番号 |
15K02662
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研究機関 | 嘉悦大学 |
研究代表者 |
清水 秀子 嘉悦大学, 経営経済学部, 教授 (70707778)
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研究分担者 |
細江 哲志 横浜商科大学, 商学部, 准教授 (60526531) [辞退]
白鳥 成彦 嘉悦大学, ビジネス創造学部, 准教授 (70552694)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | SNA / 日本語教育 / つながる |
研究実績の概要 |
4月から6月にかけて、SNAについての情報・教授法・実践の共有を図るため『ソーシャルネットワーキングアプローチと日本語教育:當作靖彦氏のセミナーと研究発表会』の開催準備をした。當作教授を基調講演者とし、その他、日本を始め米国、欧州、オーストラリアなどで日本語教育に携わる教師・研究者を発表者、参加者として募集した。 6月12日に岡本能里子氏の日本言語政策学会第18回研究大会 第5分科会で清水は『多言語多文化背景の学生によるサイバースペース・プロジェクト』について発表。當作靖彦氏は『人、モノ、社会がつながる言語教育』岡本能里子は『多言語多文化共生社会構築に向けての「リテラシー」再考』を発表。 6月25日に開催された研究会では16の口頭発表があり、参加者は100名以上だった。国内外におけるSNAを用いた語学教育や異文化理解についての事例、実践報告・研究発表、その他の先端的なデジタルメディアを用いた教育的試みなど多様な発表があった。 8月にはICJLE世界大会で『ソーシャルネットワーキングアプローチの理論と実践:[つながる]日本語教育』について岸本俊子氏と発表。さらに、9月から12月にかけてワークショップの発表参加者・協力者に論集投稿を募集、長期的な情報交換を行うためのネットワークを拡大しながら、本研究の継続的発展を目指すため『ソーシャルネットワーキングアプローチと日本語教育:當作靖彦氏講演と研究発表会報告論集』の出版に向けて、投稿報告書の査読、編集作業を行った。 2017年3月にはAATJでSNAとその評価法に関して研究の成果をパネルで発表した。清水・白鳥の発表は『販売実務のビジネス・スキルと日本語力の学生による評価と教師による評価の考察』だった。3月に清水はCJLEAで『SNAの視点からみた留学生の「つながる」21世紀型教育と日本語育成プロセス』を発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
『ソーシャルネットワーキングアプローチと日本語教育:當作靖彦氏講演と研究発表会報告論集』の出版が遅れているためとインターネット上のコミュニティの形成が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
『ソーシャルネットワーキングアプローチと日本語教育當作靖彦氏講演と研究発表会報告論集』の出版。 『外国語学習のめやす2012―高等学校の中国語と韓国語教育からの提言』の英訳プロジェクト。英訳プロジェクトの目的はSNAの根幹を成しているのは『外国語学習のめやす 2012―高等学校の中国語と韓国語教育からの提言』であり、英語圏の英語を母国語とする日本語教育者及び外国語教育関係者のために英語に翻訳し多くの日本語教育関係者にSNA教材開発の参考にしてもらい、SNAを普及することである。 6月10日、鈴木孝夫氏講演会『日本語は世界の人々をつなげる』を予定 語学学習に良い効果が見られる教材のサンプルやその運用方法、遂行上の課題、教師と学習者のコミュニケーションを支援する方法、利用するデジタルメディアなどについて整理し、データベース化しながらインターネットで公開していく。公開のために必要となる諸作業については、先に挙げたインターネット上のコミュニティに助言を求めていく。これらの活動により、新しくSNA教材を用いて日本語教育を行おうとする教師や学習者が、同アプローチを導入しやすくする。
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次年度使用額が生じた理由 |
ソーシャルネットワーキングアプローチと日本語教育報告論集の作成が遅れたので、印刷代の支払いをを次年度にしたため。
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次年度使用額の使用計画 |
ソーシャルネットワーキングアプローチと日本語教育報告論集の印刷代に充当
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