ソーシャルネットワーキイングアプローチ(以下SNA)と日本語教育および教材開発研究をした。當作靖彦の『SNAと日本語教育』の講演会と研究会を開催した。SNAを用いた日本語学や異文化理解についての事例、ディジタルメデイア教育から多様の教材を研究した。SNAに基づく実践報告を多数の国際的な学会で発表、出版をした。平成29年4月から英語圏の英語を母国語とする日本語教育者及び外国語教育関係者のために『外国語学習のめやす 2012―高等学校の中国語と韓国語教育からの提言』當作安彦・中野佳子著、国際文化フォーラム出版の英文翻訳をJesus Solisと始めた。この著書はソーシャルネットワーキングアプローチ(SNA)の根幹を成している。12月翻訳は完成した。現在出版に向けて装丁を準備中である。学習支援を目的とした教師による学習評価と学生の自己評価(白鳥分析)及び漢字・語彙力と日本語会話力の評価(清水)を行った。評価の特徴は①評価の重点は学習の過程 ②評価は設定したルーブリックによる能力指標 ③タスクを行い実践能力を評価 ④応用力、総合力などの能力も評価(販売実践・プレゼンテーション)⑤高度の思考力も評価 ⑥「自己評価」「グループ評価」「外部評価」(他のクラスの学生・地域の方々)であった。 結果は下記の通りであった。 評価を準備段階、予算策定、販促準備で実施し、それぞれの段階で、企画・実践・報告のサイクルを行ない、それぞれのスキルプロセスをルーブリックで評価した。語彙・漢字・会話表現の小テストも形成評価として実施した。 平成29年には鈴木孝夫氏講演会「日本語は世界の人々をつなげる」を開催した。また「SNAと日本語教育報告論集」を出版。さらに、SNA研究会、WebsiteによるSNAの日本語教育の普及を目指す。
|