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2017 年度 実施状況報告書

『スペイン語学習のめやす』に基づく教授法・教室活動に関わる研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K02699
研究機関明治学院大学

研究代表者

大森 洋子  明治学院大学, 教養教育センター, 教授 (60233277)

研究分担者 西村 君代  上智大学, 外国語学部, 教授 (10365679)
四宮 瑞枝  早稲田大学, 文学学術院, 准教授(任期付) (20732671)
落合 佐枝  獨協大学, 国際教養学部, 非常勤講師 (40534558)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード外国語教育 / 教室活動 / タスク / 学習スタイル
研究実績の概要

本年は、昨年度に作成しコメントしあった教室活動を、共通のフォーマットにまとめるための作業を行なった。スペイン語の学習のめやすに基づいて、目的の検討、および活動の多様性等を考慮しながら、12のテーマについて検討した。月一回の会議において、発表、質疑応答、さらにコメントしあい、次の会で、修正案を発表し、検討する形で作業を行なっていた。また、教室活動については、関西地域の研究者とも研究集会を行なうことで、様々なアイデアの共有が行なえたこと、具体的に授業に持っていく場合に考慮する点などについて意見交換をおこなうことができた。
教室活動を考える上では、学習者の学習スタイル、また教員の教授スタイル等も大きく関わってくる。スペインからこの分野を専門とする研究者を招聘して、ワークショップを開催した。学習者を知る一つの方法として大きな意味を持つことを再確認し、教室活動、タスク、アクティビティをどのようにデザインするかが大きく関わることを認識し、この観点からも進行中の教室活動を見直す際に大いに役立ったと言える。
今後は、学習者のモティベーションを上げるための工夫と教室活動の関わりなど、さらにパーフォマンス評価をどのように行なっていくかなどを考慮しながら、スペイン語学習のめやすで提案している12のテーマについてそれぞれの関連性、整合性をチェックし、一つの冊子にまとめていくことを目標として活動を続けるとともに、これまでの議論で得たこと等を中心にワークショップなどを開催しながら、教室活動のタイプ、実践例を増やしていくことを目標として、研究活動を続けていく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

教室活動については、議論を重ねれば重ねるほどさまざまな改善点が指摘される。1つのテーマについて1回から2回程度の修正案の検討を設けている。教室活動そのものをどのように捉えるかも議論がわかれるところであり、一つの目標を設定したタスク型を考えるのか、ゲーム性を取り入れた活動も含めて考えるのかなどの議論がおこり、それを統一した教室活動にするか、その必要はないかなどの議論があり、これらの問題提起があった時点で振り返って検討をする必要もあったために、少々遅れている。しかしながら、これらの議論を繰り返すことで、一つ一つの教室活動について、その記述はより詳細になっていると言える。

今後の研究の推進方策

今後は、一つのフォーマットにまとめて提示し、学習のめやすで意図したことをどのように実践するかを具体的に示し、様々な発表の機会を通じて,さらに改善することを目的としたい。また、評価については明示的に示すことが出来ていないので、これらについて文献研究を進め、パフォーマンス評価の例を提案することを考えていきたい。

次年度使用額が生じた理由

学習者のモティベーション、情動的な側面等についてのワークショップを開催し、教室活動における個人作業、グループ作業の効率等について考える機会を予定していたが、講師の都合で開催直前に中止せざるを得なかった。また、その開催がほぼ年度の後半を予定していたために、代替の活動を企画するに至らなかった。今後は、このテーマでの開催またはこれに代わる勉強会、ワークショップを開催することを検討する。

備考

スペイン語教育研究会の毎回の活動の記録などを掲載している

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2018 2017 その他

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] El lexico y la ensenanza de ELE. Contribucion de las teorias linguisticas a la ensenanza del lexico2017

    • 著者名/発表者名
      大森洋子
    • 学会等名
      El XXVIII congreso Internacional de ASELE
    • 国際学会
  • [学会発表] 不定詞節と提携説の交代についてー前置詞sinの場合2017

    • 著者名/発表者名
      西村君代
    • 学会等名
      SELE
  • [図書] ことばを教える・言葉を学ぶ 複言語・複文か・ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)と言語教育2018

    • 著者名/発表者名
      落合佐枝
    • 総ページ数
      348
    • 出版者
      行路社
    • ISBN
      978-4-87534-390-5
  • [備考] スペイン語教育研究会

    • URL

      http://gide.curhost.com/index.html

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公開日: 2018-12-17  

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