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2015 年度 実施状況報告書

日韓両言語の漢語動詞の習得を促進する正の要因と阻害する負の要因に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K02703
研究機関神奈川大学

研究代表者

尹 亭仁  神奈川大学, 外国語学部, 教授 (70409879)

研究分担者 高木 南欧子  神奈川大学, 外国語学部, 准教授 (60409878)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード韓国語 / 日本語 / 漢語動詞 / 漢語形容詞 / 正の転移 / 負の転移 / 母語の干渉 / 外国語教育
研究実績の概要

初年度である2015年度は『デイリーコンサイス韓日辞典』(2009、三省堂)に載っている48,000 語余りの見出し語から漢語動詞・漢語形容詞をピックアップ・分析を行なった。得られた漢語動詞・漢語形容詞の数は7,140語であり、これを見出し語の順番通りに整備した。さらに品詞ごと、音節ごと(1 字漢語動詞から 6 字漢語形容詞まで12パターン)に分類し、「漢語+hada」と 日本語の漢語+スル動詞との対応関係を見ながら「正の転移[対応]」と「負の転移[非対応] 」に分け、データのリスト化を終え、一覧できるようにデータ集( 「韓日辞典漢語動詞データ集」)を作成している。
神奈川大学で韓国語・日本語教育に携わっているメンバーに集まってもらい報告会(2015年12月5日、土曜日)を開き、意見聴取および投稿中の論文「韓国語の漢語動詞・漢語形容詞の語彙調査―『デイリーコンサイス韓日辞典』(2009,三省堂)の分析を中心に―」について意見交換を行なった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

『デイリーコンサイス韓日辞典』(2009、三省堂)に載っている漢語動詞・漢語形容詞の分析を行ない、データの整備を終えた。得られた漢語動詞・漢語形容詞の数は7,140語である。これを見出し語の順番通りの整備した。さらに、品詞ごと、音節ごと、正の転移および負の転移で一覧できるような作業もほぼ終えた。実証作業の1つとして、韓国の有名な文学賞(「李箱文学賞」)の受賞作品10年分のデータの整備および漢語動詞の使用状況についての語彙調査もすすめている。同時に漢語動詞が多く用いられている新聞の社説1年分の語彙調査も行なっている。

今後の研究の推進方策

2016年度は『デイリーコンサイス日韓辞典』(2009、三省堂)に載っている日本の漢語動詞と韓国の漢語動詞との対応関係を分析する。現在三省堂より提供されたデータを以て準備作業を行なっている。『デイリーコンサイス韓日辞典』より見出し語が少ない分、載っている漢語動詞も少ない。日韓両言語のバランスを考え、これから日本の国語辞典を参考に2,000語ほどの追加作業を行なう予定である。

次年度使用額が生じた理由

効率よく使ったため。

次年度使用額の使用計画

韓国語の語彙調査のため追加の小説の購入。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件)

  • [雑誌論文] 韓国語の漢語動詞・漢語形容詞の語彙調査―『デイリーコンサイス韓日辞典』(2009,三省堂)の分析を中心に―2015

    • 著者名/発表者名
      尹亭仁
    • 雑誌名

      人文学研究所報

      巻: 55 ページ: 21-30

    • オープンアクセス / 謝辞記載あり

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公開日: 2017-01-06  

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