研究課題/領域番号 |
15K02704
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研究機関 | 神戸学院大学 |
研究代表者 |
平井 愛 神戸学院大学, 共通教育センター, 准教授 (10554339)
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研究分担者 |
金子 恵美子 会津大学, コンピュータ理工学部, 教授 (30533624)
笠原 究 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (50439006)
佐藤 臨太郎 奈良教育大学, 教育学部, 教授 (50509198)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 語彙研究 / コロケーション |
研究実績の概要 |
本研究は流暢に英語を話すことが出来るようになるための指導方法の検証と提案を目的としている。コロケーションによる語の学習と繰り返しによる文の学習の2段階の指導により、より流暢な文発話を促す指導方法を実証する。熟達度が初級・中級レベルの日本人英語学習者では、動詞下位範疇化情報に関する統語知識の保持は不正確であることが申請者らの前年度までの研究により明らかとなっている。そこで、まず動詞と連続する前置詞句や目的語などを含んだコロケーションで語を学習させることが下位範疇化情報習得へどのような影響を与えるかを検証する。次に、先行調査で有効性が明らかとなっている繰り返しを用い、これらの語を含んだ文の繰り返しの訓練が発話の流暢性につながるかを調査する。また、総合的にこれらの言語活動をどの程度の頻度で与えることで、流暢さの向上に寄与するかを合わせて考察し提案する。本研究の工程を以下の4つの段階で表す。 第1段階:コロケーションの抽出 第2段階:コロケーションによる語の学習 <語学習段階・語の深い理解へ> 第3段階:繰り返しによる文の学習と産出 <文構造定着段階・より流暢な発話へ> 第4段階:研究のまとめと考察 <授業実践への応用>
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロケーション抽出(上記工程の第一段階)に予想以上に時間がかかっており,2015年度で終了するはずの工程が2016年度まで時間がかかっている。
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今後の研究の推進方策 |
第1段階の工程を2015年度で終了する予定であったが時間がかかっているため,第2段階を2016/2017年度に,第3段階を2017/2018年度に実施し,最終段階である第4段階にかける時間を半年程度にし,研究計画内に収める予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
第1段階のコロケーション抽出に時間がかかり,予定していた学会発表が翌年にずれ込んだため旅費が少なくなった。
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次年度使用額の使用計画 |
2015年度に予定していた学会発表は2016年度に実施する。
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