本研究では,紙媒体の練習問題の運用と音声機能を有するスマートデバイスを学習教材として用いて,聞取り対策授業内・外の双方向型学修と自律学修の両方を目指す教授・学習法を一提案した。その際,提案手法はADDIEモデルに基づき,現状における研究対象,聞取り対策授業,関連研究の分析結果から,改善すべき課題を明らかにした。それらの課題の解決・実現に向けて,スマートデバイスの学習教材の具体的かつ詳細な設計・開発を行った。提案した学習教材を用いた教授・学習法は,聞取り対策授業内・外に講じられて,統計的手法を用いて分析した結果、有効性のある結果が得られた。
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