研究実績の概要 |
本研究の目的は普段使用しているワープロ及び表計算ソフトとパブリッククラウドとを連携した,ワープロと表計算ソフトのメニューとして,教材収集からウェブベースの事前学習用教材(反転授業教材),ウェブベースの理解力確認テスト, 成績管理までの一連の作業を手軽に, かつ効率よくできるようにすることである。最終年度である2018年度は,本格的な使用実験を重ねながら,完成度を高めることに注力した。各年度を二期に分けることにより,進捗状況や使いやすさの調整,また,国際学会参加へ向けた準備を期ごとにチェックしながら研究を進めることが可能となった。
[2018年4月~9月] 研究代表者である松尾がプロトタイプのユーザーインターフェースについて問題点や改良すべき点を開発者側にフィードバックし,その都度,手直しをしてもらった。開発済みの部分(専用ブラウザによるテキスト検索・収集、テキスト解析、難易度解析用辞書、紙ベースの小テスト問題作成機能)に関する取り組みを論文にまとめ,その論文を "2019 Hawaii International Conference on Education" に投稿した。
[2018年10月~2019年3月] 完成済みの部分について更に運用実験とフィードバックを重ね,その都度開発者側に手直しをしてもらった。また,1月に米国で行われた 2019 Hawaii International Conference on Education にて研究成果を発表し,運用実験の協力者を募った。
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