研究課題/領域番号 |
15K02754
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
カトローニ ピノ 長崎大学, 多文化社会学部, 准教授 (30573381)
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研究分担者 |
今村 圭介 東京医科歯科大学, 教養部, 助教 (00732679)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | backchannels / study abroad / EFL / pragmatic competence / あいづち / 聞き手語用論的能力 / 語用論 / 留学 |
研究成果の概要 |
本研究では日本人英語学習者の聞き手語用論的能力の発達に、指導及び留学が与える影響について考察した。結果、適切な指導をもとに留学することが、学習者の聞き手語用論的能力の発達に有効であることが分かった。特に、指導を受け長期留学をした者が、a)語レベルのあいづちではなく、文レベルの応答をより使う、b)豊富な形式を使う、c)積極的にターンをとり質問をする、d)理解できないときに、理解したふりをするのではなく、補償ストラテジーを積極的に使う、という点で顕著に発達が確認された。このような研究結果から、留学が語用論的能力の発達に効果的なことだけでなく、適切な指導が重要であることが指摘された。
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自由記述の分野 |
Pragmatics
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究結果の学術的、社会的意義は次の二点である。留学が日本人英語学習者の語用論的能力の発達に大きな影響を与えるという研究結果は、留学の効果を実証するものである。また、語用論的能力の発達には留学前の指導も大きく関わるという研究結果は、教育者、教育機関側のより効果的な留学プログラムの計画に重要な示唆を与えるものである。
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