研究課題
第一に、米国政府研究機関であるCenter for Advanced Research on Language Acquisition (CARLA) の語用論研究データベースの更新作業が本研究の研究計画の一つであったが、著作権の申請にかかる経費の問題でCARLA側が2018年度に改訂を打ち切ることを決定したため、本年度は完成させたサイトの利用に留まった。第二に、研究代表者が共著で出版した書籍Teaching and learning pragmatics の改訂版を出版することも本研究の目標の一つであった。Routledge社との交渉により、この改訂を特別企画の一章を除き単著で行うことになったため、本年度にすべてを執筆・校閲し11月出版社に提出した。出版は2021年9月に予定されている。第三に、語用論的ことばの使い方の指導について講演や研修などを通しこの領域での語学教員の発展に寄与することも研究計画に挙げていたが、本年度10-2月には国内の教職大学院にてこのテーマでのコースを提供した。また12月には金城学院大学にて国際語としての英語の語用論の指導や評価について招待講演を行った。第四に、近年話題に上ることが多い国際語としての英語の語用論的指導について提言を続けるにあたり、具体的に国際語として広く使われている航空英語の語用論的使い方を検証することにした。航空英語 (Aviation English) においてポライトネスやコミュニケーションにおける方略が果たす役割の検証を行い、11・12月に国内の学会でその経過を発表し、現在国際査読ジャーナルの査読審査を受けている。航空英語の語用論に関する別の論文は2021年秋の国際査読ジャーナルへの掲載が決定した。
すべて 2021 2020 その他
すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 1件、 招待講演 2件) 図書 (4件) 備考 (3件)
Modern Language Journal
巻: 105 ページ: -
Idee in Form@zione: Periodico per la formazione degli insegnanti [Idea in formation: Journal of Teacher Education, Professionalism and educational effectiveness]
巻: 10 ページ: 229-243
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