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2017 年度 実績報告書

戦国時代における「大敗」の心性史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K02827
研究機関東京大学

研究代表者

黒嶋 敏  東京大学, 史料編纂所, 准教授 (90323659)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード日本史 / 戦国時代 / 戦国大名 / 合戦 / 大敗 / 心性史
研究実績の概要

戦国時代において、合戦での「大敗」が戦国大名家や大名領国に与えた影響を多面的に分析するという本科研の研究趣旨のもと、研究期間の最終年次にあたる本年度は、3年間の調査・研究の成果を取りまとめるとともに、補充的な調査を行った。また、6事例のなかで関連する史料の残存量が比較的多い長篠合戦については、収集した史料のデータ化と整理を行う必要があるため、前年度から引き続き学術支援専門職員1名を雇用した。
このうち現地調査として、2017年11月15日から17日にかけて、研究代表者及び連携研究者ら4名(計5名)で福島県に赴き、第2回研究会を開催して人取橋合戦に関する先行研究の到達点を確認するとともに、それぞれの合戦故地の踏破を行った。現地では、城郭・道路遺構など合戦故地における戦国期関連史跡の調査に軸足を置くとともに、本科研の研究目的の一つでもある戦後供養のあり方を検証する手がかりとして、戦後から後世における供養塔・鎮魂碑なども調査対象に含めた。なお本調査に際しては、現地の状況に精通しておられる山田将之氏(伊達市教育委員会)にご同行をいただき、種々のご教示に預かったことを付記しておく。
また、3年間の成果公開の場として、2017年12月2日に東京大学において、公開研究会「戦国合戦<大敗>の歴史学」を開催した。これは一般共同研究「関連史料の収集による大内氏の出雲出兵敗北とその影響の研究」(研究代表者山田貴司)と共催したもので、本科研に参加している共同研究メンバー7名が研究成果の報告を行った。当日は学部学生を含む103名の参加を得た。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2018 2017

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (4件)

  • [雑誌論文] 「長篠の戦い後の織田信長と本願寺」2017

    • 著者名/発表者名
      金子拓
    • 雑誌名

      『白山史学』

      巻: 53 ページ: 1-18頁

  • [図書] 『秀吉の武威、信長の武威―天下人はいかに服属を迫るのか―』2018

    • 著者名/発表者名
      黒嶋敏
    • 総ページ数
      318頁
    • 出版者
      平凡社
    • ISBN
      978-4-582-47737-5
  • [図書] 『琉球史料学の船出―いま、歴史情報の海へ』2017

    • 著者名/発表者名
      黒嶋敏・屋良健一郎編
    • 総ページ数
      334
    • 出版者
      勉誠出版
    • ISBN
      978-4-585-22175-3
  • [図書] 『戦国おもてなし時代 信長・秀吉の接待術』2017

    • 著者名/発表者名
      金子拓
    • 総ページ数
      192
    • 出版者
      淡交社
    • ISBN
      978-4-473-04202-6
  • [図書] 『織田信長 不器用すぎた天下人』2017

    • 著者名/発表者名
      金子拓
    • 総ページ数
      199
    • 出版者
      河出書房新社
    • ISBN
      978-4-309-22700-9

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公開日: 2018-12-17  

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