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2018 年度 研究成果報告書

20世紀前期の帝国日本における教養の知と技をめぐる実学リテラシー研究

研究課題

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研究課題/領域番号 15K02864
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 日本史
研究機関滋賀大学

研究代表者

阿部 安成  滋賀大学, 経済学部, 教授 (10272775)

研究分担者 菊地 利奈  滋賀大学, 経済学部, 准教授 (00402701)
長 志珠絵  神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (30271399)
杉 岳志  島根県立大学, 人間文化学部, 講師 (40456306)
江竜 美子  滋賀大学, 経済学部, 助手 (50242970)
坂野 鉄也  滋賀大学, 経済学部, 准教授 (90514620)
研究協力者 今井 綾乃  
横井 香織  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード日本史 / 教育文化研究 / 高等商業学校 / 実業実学青年 / ライフヒストリー
研究成果の概要

わたしたちの調査研究は、おおよそ20世紀前期を中軸として機能した高等商業学校(以下、高商)を対象として、その史料の所在を明確にし、かつ史料それ自体の歴史(由来や来歴)をも記録することによる史料の整備を目指し、そうした活動をとおして、高商において展開した学知を実学と教養という観点から考えることを目的とし、同校におけるカリキュラム編成、調査実習、就業の具体相をとらえながら、高商という実学をめぐる専門教育機関を、諸相において緊密なアジア圏が形成されてゆく19世紀末から20世紀中葉までの時代に位置づける試みをおこなった。

自由記述の分野

近代日本社会史

研究成果の学術的意義や社会的意義

高商を個別に考えると共に比較の観点から、個別、差異、多様という諸相をふまえて高商という学知の総体を捉えようとする独自性を示し、外地も含めて高商がどういう圏域においてその意義と機能を考えられるか、正規の学課に加えそれ以外の講習を通して地域にどう貢献をしたのか、実学を旨としつつ教養を習得した実業実学青年がどう養成されたか、彼らがどういうライフヒストリーを生きたのか等をたどり、日本型雇用の典型という終身雇用とは異なる就業動向を生きた青年たちが就いた実務(business)と、彼らを養成した教育をめぐる教養(culture)とを、20世紀東アジアにおける日本の歴史として考え得るとの意義を持つ。

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公開日: 2020-03-30  

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