今後の研究の推進方策 |
昨年度は一昨年度にバイエルン州立ニュルンベルク文書館にて調査し、複写して日本に持ち帰った史料(マニュスクリプト)の解読・分析を行ったが、期待していたほどの成果が上がらなかったため、平成29年度の夏季休暇中に3週間ぐらい再度史料調査に赴く予定である。また当初から予定していた通り、未刊行史料の調査結果が思わしくない場合に利用する予定であった刊行史料、A. Guembel編纂の1481~1495年の聖ゼーバルト教会における塔の増設工事の帳簿 Die Baurechnungen ueber die Erhoehung der Tuerme von St. Sebald in Nuernberg 1481-1495, in: MVGN 20 (1913); MVGN 21 (1915)、同じくGuembelによる1445~1449年の聖ローレンツ教会内陣拡張工事時に関する帳簿 Rechnungen und Aktenstuecke zur Geschichte des Chorbaus von St. Lorenz unter der Leitung Konrad Heinzelmanns, in: RKW 32 (1909)と1462~1467年のBaurechnungen vom Chorbau von St. Lorenz 1462-1467“, RKW 33 (1910); 544; RKW 34 (1911)の読解・分析作業を行う。その成果を、学会報告や論文投稿、パンフレット作成などの形でまとめて発信していく予定である。
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