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2018 年度 研究成果報告書

聞き取り及び日記の分析を用いた米国ユダヤ人史、公民権運動史の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 15K02944
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 ヨーロッパ史・アメリカ史
研究機関北九州市立大学

研究代表者

北 美幸  北九州市立大学, 外国語学部, 教授 (80347674)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワードアメリカ史 / 公民権運動 / ユダヤ人 / 黒人 / アフリカ系アメリカ人 / 人種・エスニシティ / 投票権 / 聞き取り
研究成果の概要

ユダヤ人は、アメリカ合衆国人口の2~3%を占めるに過ぎないが、1950~1960年代に展開されたいわゆる公民権運動の白人ボランティアのほぼ半数を占めていた。これまでの北美幸の研究では大学の学生新聞等を主な史料としていたため、本研究では、参加経験者本人に対する聞き取りや活動日誌を活用して研究を行った。そのことにより、改めて公民権運動の担い手がカリスマ性のある活動家や大きな組織だけではないことを確認し、ユダヤ人、特に大学生などの若者を中心とした所謂「リベラルな白人」の貢献があったことを明らかにした。

自由記述の分野

アメリカ史

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来、公民権運動はマーチン・ルーサー・キング牧師が率いた運動、あるいは「黒人の黒人による黒人のための」地位向上運動と捉えられがちであった。しかし、ユダヤ人は米国人口の2~3%を占めるに過ぎないが、運動の白人ボランティアのほぼ半数を占めていた。本研究では、参加者本人に対する聞き取りや活動日誌を活用し、公民権運動の担い手が著名な活動家や大きな組織だけでないことを確認するとともに、ユダヤ人、特に大学生などの若者を中心としたリベラルな白人の貢献があったことを明らかにした。具体的には、1965年にサウスキャロライナ州で有権者登録運動に参加した人物の当時の日記および本人への聞き取りを基に研究を発展させた。

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公開日: 2020-03-30  

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