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2017 年度 研究成果報告書

中国黄河流域におけるトルコ石製品の生産と流通

研究課題

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研究課題/領域番号 15K02975
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 考古学
研究機関金沢大学

研究代表者

秦 小麗  金沢大学, 国際文化資源学研究センター, 特任准教授 (70714997)

研究分担者 中村 慎一  金沢大学, 歴史言語文化学系, 教授 (80237403)
連携研究者 田村 朋美  国立文化財機構, 奈良文化財研究所, 研究員 (10570129)
赤田 昌倫  九州国立博物館, 学芸部博物館科学科, 研究員 (90573501)
吉田 泰幸  金沢大学, 国際文化資源学研究センター, 特任准教授 (20585294)
研究協力者 陳 洪海  西北大学, 文化遺産学院, 教授
王 輝  甘粛省文物考古研究所, 所長
Rowan Flad  ハーバード大学, 人類学系, 教授
陳 星燦  中国社会科学研究院, 考古研究所, 所長
許 宏  中国社会科学研究院, 考古研究所, 研究員
宋 建忠  中国国家文物局, 水下文化遺産保護中心, 主任
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワードトルコ石製品 / 東西交流史 / 黄河流域 / 中国初期国家 / 象嵌技術 / 粘着材 / 生産と流通 / 儀礼システム
研究成果の概要

中国の新石器時代後期から初期国家形成期において、黄河流域の広範囲に分布するトルコ石製品とその象嵌技術は、黄河上流域の西北地区と深く関わる遺物と技術である。西北地域の馬家窯文化において大量のトルコ石とともに粘着剤を使った象嵌技術が出現すると、トルコ石の利用に大きな変革がみられる。初期国家期の二里頭遺跡では、青銅器鋳造工房とともにトルコ石製作工房と大量のトルコ石象嵌製品が発見されて、従来の軟玉を中心とした伝統的な威信財から、新たな祭祀システムにトルコ石を象嵌した儀礼用品が象徴的に機能したことを意味し、トルコ石が新たに為政者の威信財として支配体制を整える役割を担うようになった現象が明らかとなった。

自由記述の分野

考古学

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公開日: 2019-03-29  

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