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2015 年度 実施状況報告書

臨床倫理の法制度化に関する法哲学的・比較法的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K03079
研究機関神戸大学

研究代表者

山崎 康仕  神戸大学, その他の研究科, 教授 (00200668)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード臨床倫理 / 研究倫理 / 法制度化 / 法哲学 / 生命倫理
研究実績の概要

「研究倫理と臨床倫理の概念的・質的区分とその構造的連関についての理論的研究」に関しては,研究倫理と臨床倫理の概念的区分とその構造連関についての研究を進め,さらに,欧米,特に英米に文献を中心に,両倫理についての欧米型の概念規定と構成の特質を探求した。
「研究倫理と臨床倫理の法制度化についての比較法的・実証的研究」に関しては,欧米と,東アジアのいくつかの国の当該法制度および倫理規範を調査,比較検討するため,韓国において研究者へインタビューを通して制度比較の研究を進めた。日程の関係から欧米への実地調査は次年度に行うことにする。それらを通して、我が国の研究倫理と臨臨床倫理の在り方を考える上での基礎的知見や資料を獲得する予定である。
「倫理規範における"practice"の位置づけについての法哲学的・比較法的研究」に関しては,欧米および東アジアにおいて,臨床倫理における"practice"がどのように取り扱われているかについて,文献研究,制度調査と制度比較を端緒的に行った。
「研究発表」に関しては,2015年9月にクロアチアで開催されたInternational Society for Clinical Bioethics(ISCB)の第12回国際大会において,臨床倫理の法制度化について,"Legal Institutionalism of Ethics------Clinical and Research Ethic"のタイトルで報告を行い,参加者との意見交換を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

欧米の治安状況の悪化により,当初予定していた実地調査に踏み出すことができず,文献研究に集中しているため。

今後の研究の推進方策

当初の計画通り,適切な機会に欧米への実地調査を行いたいと考えている。また,当初の予定通り,文献研究,理論研究を遂行する予定でいる。

次年度使用額が生じた理由

発注したパソコンの部品の製造遅延により,納期が遅れたため。

次年度使用額の使用計画

今年度の使用計画は当初の計画通りの予定です。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Legal Institutionalism of Ethics--Clinical and Research Ethics2015

    • 著者名/発表者名
      YAMAZAKI Yasuji
    • 学会等名
      International Society for Clinical Bioethics
    • 発表場所
      Bol, Croatia
    • 年月日
      2015-09-21

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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