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2016 年度 実施状況報告書

臨床倫理の法制度化に関する法哲学的・比較法的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K03079
研究機関神戸大学

研究代表者

山崎 康仕  神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (00200668)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード臨床倫理 / 研究倫理 / 法制度化 / 法哲学 / 生命倫理
研究実績の概要

「研究倫理と臨床倫理の概念的・質的区分とその構造的連関についての理論的研究」に関して,前年度から引き続き継続して探求を深める。その研究の一部は,学内紀要に英文で"Between Clinical and Research Ethics" として発表した。
「研究倫理と臨床倫理の法制度化についての比較法的・実証的研究」に関しては,2016年6月インドネシアで開催された International Academic Conference on Social Sciences and Management に出席し,分科会での議論と参加者へのインタビューから情報収集を行った。また,2016年7月に実施したフランスへの調査によってles Centres d'etude et de conservation des oeufs et du sperme humains (CECOS)から情報を得た。
「倫理規範における"practice"の位置づけについての比較法的・実証的研究」に関しては,同じくフランスの実務から情報を得ると共に,英米圏に特色あるpracticeとしての代理出産について研究を進め,「倫理の法制度化-----日本における「代理母」問題を素材にして」(角田猛之・市原靖久・亀本洋編著『法理論をめぐる現代的諸問題』(晃洋書房,2016)所収)として発表した。
「我が国における臨床倫理と研究倫理の適正な関係の究明と臨床倫理の再構築」に関しては,現在委員となっている倫理委員会(京都大学特定認定再生医療等委員会および医の倫理委員会)での審査と議論を手がかりに探究を進めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の計画通り,調査を行い,研究を進展させた。ただ,海外の研究会での議論参加はできたが,実績の残る研究報告をすることはできなかった。

今後の研究の推進方策

当初の計画通り,欧米への調査および研究報告を行い,最終報告書を作成する予定である。

次年度使用額が生じた理由

発注した書籍の納入価格の誤差あるいは納入の遅れ

次年度使用額の使用計画

次年度での書籍購入で使用する予定

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Between Clinical and Research Ethics2016

    • 著者名/発表者名
      山﨑康仕
    • 雑誌名

      『国際文化学研究』

      巻: 第47号 ページ: 51-57頁

  • [図書] 『法理論をめぐる現代的諸問題』2016

    • 著者名/発表者名
      山﨑康仕・角田猛之・市原靖久・亀本洋 他
    • 総ページ数
      310 (136-146)
    • 出版者
      晃洋書房

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公開日: 2018-01-16  

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