研究課題/領域番号 |
15K03163
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
岸井 大太郎 法政大学, 法学部, 教授 (20114457)
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研究分担者 |
多田 英明 東洋大学, 法学部, 教授 (10408958)
栗田 誠 千葉大学, 専門法務研究科, 教授 (20334162)
高橋 滋 一橋大学, 国際・公共政策大学院, 教授 (30188007)
細田 孝一 神奈川大学, 法学部, 教授 (30563308)
鳥居 昭夫 中央大学, 経済学部, 教授 (40164066)
沢田 克己 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (40187290)
武生 昌士 法政大学, 法学部, 准教授 (40709333)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 規制改革 / 電力全面自由化 / 電波管理 / ガス全面自由化 |
研究実績の概要 |
本研究は、ネットワーク産業における「規制改革」について、電力及び情報通信分野を中心に、自由化と競争の進展に伴う制度設計のあり方を検討し、これに関する政策提言を行うことを目的とするものである。研究の初年度にあたる本年度は、経済学、法律学それぞれの分野における、電力及び情報通信の公的規制に関する内外の文献のサーベイ、ならびに制度改革の進捗状況に関する行政・企業の担当者からのヒアリングを行い、研究のテーマと論点を具体的に固めて行く作業を中心的に行った。 ①以下のようなヒアリングの研究会を開催した。6/10 ガス事業改革について」経済産業省 横島課長、9/11「電力広域的運用推進機関の組織と活動」電力広域的運営推進機関 紛争解決対応室長 原田信 12/26「電波管理と競争政策」 湧口清隆(相模女子大)、3/24「電力・ガス取引等監視委員会の活動と課題」電力・ガス取引等監視委員会事務局 取引監視課長 新川達也 ②各メンバーが、それぞれの研究テーマについて、国内外の文献・資料を収集しフォローする作業を進めるとともに、研究の進行状況について、上記の研究会の前後に、メンバー間でディスカッションと情報交換をおこなった。 ③研究代表者・分担者のうちの2名が、日本経済法学会のシンポジウム「ネットワーク産業の規制改革と競争政策」に報告者として出席し、報告およびディスカッションを行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究は、ネットワーク産業の規制改革の進展に合わせて、改革の現状と課題を検討しようとするものであり、別途、法政大学の現代法研究所からの出版助成をうけて、研究成果を発表することを予定しているものである。ただし、規制改革のスケジュールに変更があり、特に本研究において中心的なテーマの一つとなる電力事業およびガス事業における「法的分離」の実施年度が2020年-2022年に延びることになったため、本研究も、これに合わせて、出版による研究成果の公表時期を2018ー2019年度とすることになった。そのため、研究の進行スケジュールについても、すこし余裕を持たせることになった。
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今後の研究の推進方策 |
今後の方策としては平成28年度中に、各メンバーの研究テーマの大枠を固め、平成29年度以降、各人のテーマの絞り込みを行うこととし、そのために、各人のテーマ設定に対応した形で、ヒアリングや研究会の開催を進めることにしている。
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次年度使用額が生じた理由 |
文献の出版時期が遅れ、予定の期日までに購入できなかったため。
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次年度使用額の使用計画 |
是年度に出版時期の関係で繰越になった分を使用する。
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