研究課題
基盤研究(C)
精神障がいや知的障がいのある人が裁判所に起訴されたとき、防御に必要な能力(訴訟能力)を欠いていれば公判が停止される。この研究では、①訴訟能力の存否を判断する基準、②訴訟能力が回復する見込みがない場合に手続きを打ち切る基準とその手続きを明らかにした。また、それらの障がいのある人の供述を証拠として用いるとき、①供述信用性をどのように評価すべきか、②どのような方法で取調べを行うべきかについて、具体的な事例に即した検討を通じて明らかにした。
刑事法学