研究課題
基盤研究(C)
本研究は、亡命を契機として生じた法概念の伝播、交流と発展を明らかにするものである。1930年代に、ドイツ等で政治的、社会的、人種的な理由から多数の学者が他国に亡命した。その構成は多様で、若年の者から年配の大家までが含まれており、専門も学問の各分野に及んだ。影響は、広く国際的な売買法の研究、法概念や思想、具体的な制度にまでみられる。ほかにも、各国の留学や比較法研究のあり方などの制度にまで及んでいる。法交流や法統一、法教育、各国の法曹制度、民法改正のあり方など、多方面に係わる意義を有している。
比較法