研究実績の概要 |
平成27年度の計画では、先行研究を丹念にまとめることが主眼であった。その一部として、翻訳 ウェストミンスター政治の比較研究: レイプハルト理論・新制度論へのオルターナティヴ R.A.W.ローズ (著), ジョン・ワンナ (著), パトリック・ウェラー (著), 小堀眞裕 (翻訳), 加藤雅俊 (翻訳) 法律文化社 1-312頁を出版した。
また、英国においては議会慣習は憲法の一部を構成するが、憲法とはconstitutionという綴りから見ても分かるように、英国国家の構成が憲法である。したがって、英国国家の構成に関する以下の本の章は、本研究の一部として評価できる。小堀眞裕 「英国におけるナショナル・アイデンティティ論」125-144、高橋進・石田徹編「再国民化」に揺らぐヨーロッパ(法律文化社)論文「先進諸国での議会解散の方法と先例」『読売クオータリー』33, 68-79。
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