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2018 年度 研究成果報告書

条約プロセスマネジメント―地球環境保全に向けた諸アクターの分散型応答の影響―

研究課題

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研究課題/領域番号 15K03305
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 政治学
研究機関甲南大学

研究代表者

久保 はるか  甲南大学, 法学部, 教授 (50403217)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード条約の国内実施 / 気候変動(地球温暖化) / 漁業資源管理 / 行政組織 / 専門的知見 / Building Blocks Approach / 環境公益・国際規範
研究成果の概要

オゾン層保護のための環境条約の実施において観察されたトップダウン型の垂直モデルに対して、昨今の気候変動対策において観察されるような「環境公益・国際規範のマルチレベルでの受容と呼応」について、気候変動と漁業資源管理を例にその現状を検証し、分散的ダイナミズムを如何にマネジメントすべきか、翻って条約レジームや国内政策のあり方に与える影響について考察した。

自由記述の分野

行政学、環境政策

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来、地球環境問題の解決には国家間合意に拠る条約レジームの形成が必要であると考えられてきたが、近年、国家間交渉が行き詰まる場合に、国家以外のアクターが合意できるところから合意を積み上げて取組みを進展させようという動きが観察されるようになった。このような動きを「環境公益・国際規範のマルチレベルでの受容と呼応」と捉え、従来の国家間交渉の担い手であった行政が、このような分散的な条約プロセスを如何にマネジメントすべきかについて考察した本研究は、新しい現象をどのように捉えるべきかについて、学術的及び実践的視点から取り組むものである。

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公開日: 2020-03-30  

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