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2019 年度 研究成果報告書

シンクタンクとしての民主化支援NGOとアメリカ外交の展開

研究課題

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研究課題/領域番号 15K03323
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 国際関係論
研究機関静岡県立大学

研究代表者

佐藤 真千子  静岡県立大学, 国際関係学部, 准教授 (40315859)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2020-03-31
キーワードアメリカ / NGO / グローバル・マグニツキー法 / マグニツキー法 / 民主化 / 宗教的自由 / シンクタンク / 制裁
研究成果の概要

本研究課題は、民主化支援を掲げる非政府アクターが特定の人権問題についてのアドボカシー活動とキャンペーンを実践し、政策アイディアと情報の提供先である人権派議員と連携することで、道義的外交から距離をとる外交を進めたオバマ政権に対して議会の復権を試みたマグニツキー法とグローバル・マグニツキー法の形成過程、国際的宗教自由法の実践を推進した過程を解明した。さらにオバマ政権からトランプ政権に政権交代した影響として、民主化支援のための対外政策において宗教系アクターの役割と影響力が明らかに増し、民主化支援の内容として宗教的マイノリティに対する迫害の問題の優先順位があがったことが明らかになったことが判明した。

自由記述の分野

アメリカ政治外交、国際関係

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の意義は、第一に政治的分極化が際立つアメリカ政治において民主化推進を掲げる対外政策形成アクターが超党派的な合意形成に寄与し得ることを実証したことにある。第二に、宗教的自由を促進する外交へ再び舵を切ったアメリカ外交の変化に着目し、宗教的自由が他の人権から区別され、戦略的優位の政策として位置付けられた画期的な転換を示した。本研究は宗教系団体を重要な政策形成アクターとの重要性を再認識し、アメリカが模索する道徳再武装と呼ばれる外交や宗教間対話について研究を進める手がかりとして貢献するものである。

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公開日: 2021-02-19  

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